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HIRATAI Edition Works
 
 
 
 
 
 
 
“Kamer”
 
 
 
HIRATAI, Fumie
1994年の第一回VOCA展に最年少26才で取り上げられてから、コンスタントに東京と大阪で発表。2002-03年には文化庁研修助成を受け、ベルギーに一年滞在、制作を深めてきました。油彩とオイルスティックで微妙な中間色の画面を作り上げ、抽象と具象のはざまで常に画面の向こう側をどう2次元の中で表現するかを追求してきました。鑑賞者はまず多様で柔らかな色彩や光をたたえるマチエールの美しさに目を引かれるでしょう。
今回はシルクスクリーンというグラフィカルで平面性を特徴とした版画技法で本来のタブロー作品のような、しっとりとした質感や奥行き、空間性をどうもたらすかということに腐心し、試行錯誤を重ね、3シリーズを作り上げました。
 
KATAYAMA Edition Works
 
 
 
 
 
KATAYAMA, Masahito
1980年代関西で作家活動を開始した片山雅史は、風をテーマとした抽象絵画で注目を集め、数多くの国内外の美術館やギャラリーでの発表してきました。ニューヨーク(1989年)やロンドン(1995年)でも滞在制作し発表しています。
 2001年から鉱物顔料とアクリル絵の具を駆使し、半透明の層を通して、ぎりぎりまで単純化された植物や風景のイメージが浮かび上がる「皮膜」という絵画シリーズを制作してきました。この「皮膜2007- 向日葵 」は、新たな技法、銅版画へのチャレンジから生まれました。試行錯誤の中で、銅版ではなくインタリオ(感光性樹脂板)を使用することで、それまで不可能だった繊細な色のグラデーションと軽快な色の発色を獲得することができました。極度に単純化した向日葵の花芯のイメージをインタリオで刷り上げ、その上に半透明のパール入りインクをシルクスクリーンで全面に重ねることで、膜を通して浮かび上がる像が、光の角度や視点の移動によって様々に表情を変えます。  私たちに「見ること」の快楽を与えてくれる作品です。